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為替リスクを取って運用する日本を除く先進nカ国の地域の株式を対象にしたMSCIコクサイ指数のリスクは高いと思われがちですが、実は日本株だけに投資するTOPIXよりも分散投資効果が効き、リスクが小さいと言われています。
また2003年から2007年の株式相場は基本的には右肩上がりの順調な相場が続きましたのでマイナスの実績になるときが少なく、プラスのパフォーマンスが目立ちますが、相場の右肩下がりの下落相場が続けば当然マイナスのパフォーマンスが目立つものに変わります。
外国債券を投資対象にしたM外国債券オープンの場合、ベストリターン7・0%、ワーストリターン6・8%だけを見ると、大きな値動きをしているように見えますが、実際は0I4%に集中しており、パフォーマンスが大きく振れた原因は、おそらく極端な円高や円安に振れた一時期の為替相場の影響が現れたものと思われます。
投資する前でも損得の目安を立てることはできます数字が多くなり、少し話が難しくなってしまいました。
ここでみなさんにお伝えしたいことは、株式投資のように値上がり利益を期待する投資対象と、債券投資のように安定した収益を期待する投資対象とでは、値動きが全く異なるということです。
投資の世界では予定どおりにならないことを「リスク」と呼びます。
先ほどの株式投資のように、期間3カ月の実績が散らばっていて、次の期間の成果が予想しにくい投資をリスクが高いと呼び、債券投資のように実績が集中していて次の期間の成果が予想しやすい投資をリスクが低いと呼びます。
確実な収益や期限が決まっている中で確度の高い収益を期待して投資したのに、株式投資など値上がり利益を期待する投資対象を選択すると、値動きの大きさにイライラさせられるかも知れません。
一方、短期間に高い収益を期待して債券投資を選択した場合も、同じく期待どおりの結果が得られずイライラするかも知れません。
「投資信託は相場で変動するものを投資対象にするので、将来の実績がどうなるかを事前に知ることはできません」と金融機関の窓口で説明を受けたことがあるかも知れません。
ある意味正しいのですが、どの程度の値動きの上下が想定されるかは「何に投資している投資信託か」を確認すれば、投資信託を購入する前に、ある程度推測できるものです。
これまで、今後の値動きを覚悟した上で投資信託に投資していましたか?アクティブ型株式投信に投資をしても、市場平均を上回るものが3分の1程度、3分の2は市場平均を下回る実績しか残せないなら、あえてプロの腕を信じてアクティブ型株式投信を選ラ3ぶよりも、市場平均に連動するインデックス型株式投信を選ぶのが良いと考える方が合理的だと思います。
しかし、市場平均を上回る実績を残せるのは確かに3分の1かも知れませんが、市場平均を大きく上回る実績を残すアクティブ型株式投信が存在するのも事実です。
つまりどちらの型を選ぶかは、投資家が投資信託に何を期待するかであり、「一般的に…」という話で決められるものではないと私は考えます。
つまり値上がり利益を追求したいという投資目的が同じでも、市場平均に連動した値上がり利益が獲得できれば満足であればインデックス型を選ぶ、この機会は市場平均以上の値上がり利益が期待できる投資環境であるはずと考え、アクティブ型に期待して選ぶのもOKだということです。
アクティブ型を選ぶ人は市場平均を実際上回る実績を残せるものは3分の1しかないことを覚悟して投資しましょう。
アクティブ型に投資して市場平均を上回る実績を残せた投資信託を選べたことをラッキーに考えましょう。
決して「インデックス型よりも高い手数料を取っているくせに」と不満を吐いてはいけません。
「手数料が高くても、期待に見合ったリターンを上げてくれるはず」と期待した代償です。
「最初から市場平均に連動したリターンが期待できればいい」と考える人は、最初からインデックス型を選択しましょう。
「手数料が高くてもそれに見合うリターンが期待できるならOK」という覚悟のある人がアクティブ型に向いた人です。
私が投資信託、特にアクティブ型投信に興味を持つようになったのは、米国籍のアクティブ型投信の存在を知ってからです。
その一つは2000年に存在を知って驚いたフィデリティのマゼランファンドです。
当時日本ではNアセットが運用する「N戦略株ファンド」が運用資産1兆円で圏内最大の株式投信でしたが、このマゼランファンドは実に1036億ドルと叩兆円を超える投資信託でした。
フィデリティは米国ボストンに本拠を置く米国最大の運用会社で、日本には1969年に米国外で初めて調査部門を設置し、早くから進出していました。
このマゼランファンドが、そのフィデリティの旗艦ファンドとして評価されるようになったのは3代目のファンド・マネジャー、ピーター・リンチの功績です。
彼は運用責任者として、投資信託の運用資産を1300万ドルから123億ドルと規模を約1000倍に拡大させ、日年間預けた運用資金をお倍に増やした伝説的な存在です。
彼が運用した日年聞のうち、米国株式の市場平均であるS&P500指数を下回ったのは僅か2回しかありませんでした。
それにしてもお情ですよ。
「子供の学費となり無事大学を卒業させることができました」と父兄から彼宛に感謝の手紙が届いたそうです。
私が好きな彼の言葉に「株式投資は魅力的だ。
投資した資金は叩倍以上になるかも知れないが、リスクはせいぜい元本を失うだけだ」があります。
当然、この実績がリピーターを増やし、新規顧客を増やし運用資産が急拡大したわけです。
当時私が驚いたのは、幻年9月から「これ以上運用資金が増えると機動的な運用が困難になり既存の投資家にパフォーマンスで迷惑をかけるかも知れない」という理由で、年金資金を除いて新規の申込を停止していたと聞いたときでした。
かっこよすぎると思いました。
こんな売れ筋金融商品を何年も売っていないなんて。
普通であれば、「手数料の稼ぎ時だ」と目先の利益を優先し、この人気商品を売ろうとするでしょう。
「どうして、そんな好成績を上げられたのか」とフィデリティの運用会社の方に尋ねると、「それは徹底的な企業調査の結果」だということでした。
以下がその要旨です。
フィデリティは企業価値を予測する企業調査のノウハウに自信を持っています。
企業の価値を測る場合、調査する企業はもちろんのこと、調査する企業が材料を仕入れる会社、製品を販売する会社、国内外のライバル会社を訪問し、外から見た調査企業のデータをそろえてから、聞きたいことを絞り込んだ上で企業調査に入ります。
裏を取られていることを知る訪問先は、毎回フィデリティの質問に緊張して答えているのですが、質問のやり取りの中で、自分たちが気付かない情報が得られるなど調査を受けた企業にとってもためにもなっているようです。
フィデリティが有望銘柄を選択する際には、為替・金利・景気などの影響を事前に予測することは無理だと考慮に入れていません。
こうした自分たちがわからないことを前提にせず、あくまでも強みである企業調査能力で勝負するという考え方がベースにあります。
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